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ブランドテーラー

「読書しながらゆっくりコーヒーを飲める喫茶店があるんです」
先日行ったバーでのマスターと常連さんの会話です。

その日、私ははじめて一人でバーに行きました。
カウンターの隅っこでひとり静かに飲んでいると、マスターと常連さんがおすすめのカフェの話をしているのが聞こえてきました。

マスターのおすすめ喫茶店の特徴

• 読書好きが集まる
• コーヒー好きに人気
• 大きな声では話せない
• でも常にお客さんがいる

こだわりの強そうなマスターが淹れるコーヒーは美味しそうだと感じ、後日その喫茶店へ行くことにしました。

その喫茶店は駅前にあり、シンプルな作りの外観に「珈琲焙煎所」の文字。
店内はやや暗めで程よい音量でジャズが流れ、駅前であることを忘れるほど静か
な空間でコーヒーを淹れるマスターの無駄のない動きが印象的でした 。

仕事をしていると、ゆっくり考える時間をとることの難しさを感ることはないでしょうか。日常のままでは考えがまとまらず環境を変えたりしていましたが、今回この珈琲焙煎所で、私は思わずのんびりした時間を過ごすことができ、少し立ち止まれる場所を得た気がしました。

私が感じたこの珈琲焙煎所の良さ

• 美味しいコーヒー
• ゆっくりできる空
• 何度でもコーヒーを淹れる光景を目にしたいと思わせるマスター

バーのマスターの口コミでやってきた私に「また来たい」そして、「人に伝えたい」と思わせることで、結果的にさらなる口コミが発生する状況を作り出す所にこの珈琲焙煎所のブランディングを感じました。


そして後日、どうしてもこの感動をあのバーのマスターに伝えたくて再びバーを訪れ、こっそり話を聞いていたこと、気になって行ったその珈琲焙煎所に感動したことを報告しました。

こうしてまんまと2度目の来店をさせられていることに気づき、これもブランディングだと感じました。